黄体ホルモン剤レボノルゲストレルが含まれた経口避妊薬

経口避妊薬は、含まれている黄体ホルモン成分によって、第1世代から第4世代に分類されますが、レボノルゲストレルはこのうち第2世代ピルで使われている黄体ホルモンです。低用量ピルは、血栓症や乳がんのリスクを低下させるために、中高用量ピルの卵胞ホルモン含有量を抑えたものです。第1世代では、高い避妊効果を維持するために、黄体ホルモンの量を増やして作られましたが、第2世代ピルは、黄体ホルモンの量を増やさずに避妊効果を維持するために、新しく開発された黄体ホルモン成分レボノルゲストレルが含まれています。
第2世代ピルは、トリキュラー、アンジェ、ラベルフィーユなどで、日本で一番普及しているタイプです。3相性ピルで、レボノルゲストレルによる男性化作用を防ぐために、黄体ホルモンの量を段階的に変化させており、シートの表示に従って順番に服用します。レボノルゲストレルは子宮内膜を安定される作用が強いので、服用中の不正出血が起こりにくく、休薬期間中に生理(消退出血)がきちんと起こりやすいのが特徴です。生理開始日から、1日1錠ずつ、なるべく同じ時間帯に飲み続けます。
レボノルゲストレルは、緊急避妊薬ノルレボ錠の主成分としても使われています。ノルレボ錠は、性行為の際に避妊に失敗した場合でも、72時間以内に服用することで妊娠を避ける効果があります。従来は、中用量ピルを2回に分けて服用するヤッペ法が使われていましたが、ノルレボ錠が日本で初めて緊急避妊用の薬として承認されました。ヤッペ法では、半分以上の人に強い吐き気があり、嘔吐する人も少なくありませんでしたが、ノルレボ錠は副作用も少なく、服用も1度ですむというメリットがあります。